このチェックリストでは、作品を配給に出す前に確認したい主要な工程をまとめています。プラットフォームや映画祭への提出前に、必要な素材や手続きの抜け漏れを防ぐためにご活用ください。

1

技術仕様

  • 解像度が提出先の要件を満たしているか確認する(一般的には1920×1080または3840×2160)
  • フレームレートが納品仕様と一致しているか確認する(23.976fps、24fps、25fps、29.97fps)
  • 音声仕様を確認する(ステレオ、5.1、Dolby Digital Plusなど)
  • 納品コーデックを確認する(ProRes、DNxHD、H.264、H.265など)
  • ビットレートがプラットフォームの最低要件を満たしているか確認する
  • 字幕・クローズドキャプションのファイル形式を確認する(SRT、VTT、STLなど)
  • 色空間とガンマを確認する(Rec.709、Rec.2020、P3など)
  • 納品先ごとに必要な別バージョンを用意する
2

権利処理・法務

  • 権利の連鎖(チェーン・オブ・タイトル)を証明する書類をそろえる
  • 楽曲使用権とシンクロナイゼーション・ライセンスを取得する
  • 使用する映像・画像の権利をすべて処理する
  • 出演承諾書に署名を受け、適切に保管する
  • ロケ地の許可書と使用承諾書を確認する
  • E&O保険(Errors and Omissions Insurance)を手配する
  • 作品の著作権登録を行う
  • 正式なクレジット一覧を作成する
3

宣伝素材

  • 指定サイズに対応したポスターアートを作成する
  • 30秒、60秒、2分など複数尺の予告編を用意する
  • ログラインと50語・100語・250語程度のあらすじを用意する
  • 顔写真付きのキャスト・スタッフ一覧を作成する
  • 監督ステートメントとプロフィールを用意する
  • 高解像度の場面写真を最低5点用意する
  • 各プラットフォーム向けのキーアートを作成する
  • プレスリリースとプレスキットを作成する
4

プラットフォーム要件

  • 候補プラットフォームごとの要件を確認する
  • 申請フォームを完成させる
  • 配給可能地域と地域制限の一覧を用意する
  • 配信方式と価格戦略を決める(AVOD、SVOD、TVOD、無料配信など)
  • レーティングや対象年齢区分を準備する
  • プラットフォーム別のメタデータを作成する
  • 各プラットフォームで配給アカウントを設定する
  • 必要に応じて地域別の配信除外リストを作成する
5

メタデータ・納品素材

  • 検索性を意識した作品説明文を作成する
  • ジャンルタグとカテゴリーを選定する
  • 複数言語のメタデータを用意する
  • 吹替版と字幕版を準備する
  • Asperaや各プラットフォームのポータルなど、デジタル納品方法を整える
  • 審査担当者向けのスクリーナーリンクを用意する
  • 整理されたフォルダー構成でプロジェクト一式をまとめる
  • すべての素材のバックアップを作成する
6

品質管理(QC)

  • すべての映像ファイルに技術QCを実施する
  • 音声レベルとラウドネス・ノーマライゼーションを確認する
  • 字幕のタイミングと内容の正確性を確認する
  • 複数の再生機器で動作確認する
  • アスペクト比とセーフエリアを確認する
  • カラーグレーディングの一貫性を確認する
  • チャプターマーカーとタイムコードを確認する
  • すべての関係者から最終承認を得る

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