← リソース一覧へ

映像ポートフォリオガイド

映像クリエイターのホームページの作り方

サムネイルを並べるだけではなく、プロデューサー、クライアント、映画祭、共同制作者に、作品と制作者の考え方が伝わるポートフォリオを設計します。

強い映像ポートフォリオは、印象的な映像と必要な文脈を両立します。担当した役割、作品情報、主要クレジット、映画祭歴、プレス素材、次の連絡先までを一つの流れにします。

最初に誰へ見せるかを決める

コマーシャル監督がエージェントへ見せるサイトと、ドキュメンタリー監督が助成団体へ見せるサイトでは、必要な順番が異なります。重要な訪問者を二、三種類に絞り、何を確認し、どの行動へ進んでほしいかを書き出します。

監督ならリールと代表作、プロデューサーなら担当範囲と完成作品、開発段階の制作者なら経歴と過去作、公開可能な企画概要が中心になります。

最初の再生につながるトップページ

職種と制作する作品を短く明示し、最も強いリールまたは代表作へつなげます。公開できる映像をすべて並べる必要はありません。今後受けたい仕事につながる作品を選びます。

同じ形のサムネイルだけを並べず、タイトル、担当、形式、短い説明を添えます。本編を公開できない作品でも、スチル、あらすじ、担当、映画祭歴によって実績を伝えられます。

作品ページを小さなプレスキットにする

  • 作品情報 — タイトル、年、形式、ジャンル、自分の担当を明記します。
  • あらすじ — 作品を理解できる長さに整え、映画祭応募文をそのまま貼り付けません。
  • 予告編・抜粋 — 公開権限のある映像を掲載し、可能であれば字幕を用意します。
  • クレジット — 共同制作者を正確に表記し、必要な場合だけリンクします。
  • 映画祭・公開情報 — 確認可能な選出、受賞、記事、視聴先を掲載します。
  • プレス素材 — 準備済みのスチル、資料、問い合わせ方法を提供します。

映像が多くても表示を速くする

スチルを圧縮し、画面に合う画像サイズを配信し、下部の動画や画像は必要になるまで読み込まないようにします。マスター品質の動画ファイルをページへ直接置くのではなく、適切な動画配信サービスを使用します。

高速な制作環境だけでなく、一般的なスマートフォンと回線で確認します。背景動画を待たないとメニューが動かない構成は、実務上のポートフォリオとして不利です。

名前と作品が検索される構造を作る

公開作品ごとに安定したURLと固有のタイトルを設定し、活動名、担当、作品名をサイト、IMDb、映画祭ページ、制作会社のクレジットで統一します。無理にキーワードを繰り返すより、正確な関連情報を結び付けることが重要です。

正規URL、構造化データ、サイトマップ、分かりやすい内部リンクを設定します。機密性のあるスクリーナーはパスワードとnoindexを使用し、公開ページには予告編以外の独自情報も用意します。

映像クリエイターサイトの質問

作品はいくつ掲載すべきですか?

次に受けたい仕事を代表する作品を優先します。全作品リストを別に設けても、トップページは厳選した構成にします。

本編をポートフォリオで公開すべきですか?

権利を保有し、公開が配給方針に合う場合だけにします。それ以外は予告編、抜粋、正規の視聴リンク、限定スクリーナーを使用します。

監督、撮影、編集を一つのサイトにまとめられますか?

可能です。各作品で担当を明確にし、分野ごとの作品群が大きい場合は専用ページに分けます。